今年で放送25周年を迎えるテレビ東京系列の「出没!アド街ック天国(以下、アド街)」。東京を中心に一つの街・エリアを取り上げ、観光地や建造物、店、名産品、縁ある人物などを独自の視点で宣伝する人気の長寿番組です。「あ、そこ行ったことある!」「へぇ、そんなスポットがあるんだ〜」なんて楽しみながら、最後までランキングを見てしまうんですよね。
そんな「アド街」の2月1日(土)放送回は、なんと五反田! 前回の五反田編は2005年5月21日放送回で、今はなき「キャッツシアター」や「ゆうぽうと」が上位にランクインしていました。あれから15年近くが経ち、五反田の街は大きく変化しました。アド街のランキングもどう変わるのでしょうか……。
▼アド街バックナンバー「五反田」(2005年5月21日放送)
https://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20050521/
というわけで、今回は「五反田計画」編集部が、放送前日にアド街ランキングを勝手に大胆予想。本気で当てにいってみます!
<免責事項>
※以前は30位〜でしたが、近年は20位〜に変わりました。TOP20を予想します。
※あそこが取材された(らしい)〜という噂話も活用しています。
※ランキングの紹介文は、五反田在住の編集部員による独断と偏見です。
※文字数は140文字以内とし、「五反田計画」のTwitterアカウントで流します。
20位 LES CACAOS(レ・カカオ)
提供:品川経済新聞
スイーツ砂漠・五反田に現れたオアシス。自社工房で焙煎したカカオ豆を使うこだわりぶり。フルーツ系のケーキや焼き菓子もありますが、まずは迷わず惑わずチョコレートケーキを買いましょう。
URL:http://www.les-cacaos.shop/
19位 ENBUゼミナール
映画監督や俳優を養成する専門学校。2018年に大ヒットした映画「カメラを止めるな!」はここから生まれました。五反田を舞台にした短編マンガ集「五反田物語」(青野春秋・作)を映画化してもらいたいです。
URL:http://enbuzemi.co.jp/
18位 ファイヤーホール4000
提供:しながわ観光協会
中華の鉄人・陳建一さんの弟子、菰田欣也さんが開業した火鍋専門店。夜はいつも混んでいるので、予約したほうが無難。大人数用の円卓あり。ランチを一通り食べてみた結果、優勝は「火鍋湯麵」とします。
URL:https://www.firewhole.jp/
17位 ワタナベボクシングジム
提供:品川経済新聞
1981年創業の名門ボクシングジム。WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人選手が在籍しています。以前は線路を挟んだ東側の自社ビルでしたが、2014年11月25日に反対側(西側)に移転。
URL:http://www.watanabegym.com/
16位 おにやんま
提供:品川経済新聞
昼夜を問わず行列のできる立ち食いうどんの人気店。回転が早いので、とにかく並んでみましょう。おすすめは「とり天うどん」。券売機で「うどん」と「揚げ物」をバラ買いすると、サクサクの状態で食べられます。
15位 信濃屋
提供:しながわ観光協会
創業70年以上の鶏肉専門店。そぼろ丼と鳥メンチ(すぐ売り切れる)を運よく見かけたら、迷わず買いましょう。生鶏肉売り場は左手奥。すぐ近所に2018年、姉妹店の鶏だし専門「信濃屋+」がオープンしました。
URL:http://www.torinikuya.com/
14位 コワーキングスペース
起業家やフリーランスが仕事場として利用するコワーキングスペースが近年、五反田で増殖しています。その数、約10軒。ノオトが運営するContentz(コンテンツ)も取材いただいたので、どっかで映るはず(?)。
URL:https://project.gotanda-valley.com/coworkingspace-matome/
13位 グリルエフ
15年前の放送時で14位にランクインした、創業70年の老舗洋食屋。メニュー表にない「ハヤシライス」は裏メニューと言われていますが、みんな普通に注文しています。迷ったら「カニコロッケ」をどうぞ、さあどうぞ。
URL:http://grillf.rgr.jp/
12位 パーク24グループ本社ビル
提供:品川経済新聞
目黒川沿いに完成したガラス張りの巨大ビル。先日、目黒川沿いの公衆トイレで用を足していたら、3人組の外国人に「どっかバーはないか?」と声をかけられ、一緒に飲みに行って仲良くなったら、ここの社員でした。
URL:https://www.park24.co.jp/
11位 ラーメン激戦区
問答無用で個人的な推しラーメン店→1位「浜屋」(エビ辛しの旨さがジワジワくる)、2位「支那そば はせべ」(ビートルズの曲がエンドレス)、3位「銀座 いし井 五反田店」(カレーつけ麺に黒胡椒をふりかけよう!)
10位 東京豆漿生活
提供:品川経済新聞
昨年2月にオープンした台湾朝ごはん専門店。以前は薄暗い仕出し専門の弁当製造所みたいなところだったが、まさかこんなおしゃれな店になるとは。「豆漿(ドウジャン)※豆乳」がとにかく胃に優しい。
URL:https://shinagawa.keizai.biz/headline/3286/
9位 ねむの木の庭
2004年、上皇后陛下のご実家・正田邸の跡地に開園した区立公園。園名は美智子さまが高校時代に作られた詩「ねむの木の子守歌」からで、公園中央には「ねむの木」が植樹されている。五反田の「聖」なる地。
8位 五反田ヒルズ
「ホテルロイヤルオーク五反田」B1F〜2階の飲食店街。「五反田ヒルズ」は常連酔客が勝手につけた通称で、正式名は「リバーライトビル」。不思議な吹き抜け構造で、雨天はグランドフロアがビチャビチャになります。
提供:品川経済新聞
五反田ヒルズには、テレビ東京系列のドラマ「孤独のグルメ」に登場した「食堂とだか」、五反田駅高架下から移転した立ち食い寿司店「都々井」、お客さんに店を任せて外に飲みに行く「きになる嫁デラックス」、焼鳥屋なのにさまざまな言い訳をしてなかなか焼き鳥を焼いてくれない「のむ処」など、個性豊かな飲食店が並んでいます。
7位 駅前開発
JR五反田駅東口で今年3月、新しい駅ビルとして「アトレ五反田」「ホテルメッツ五反田」がオープンします。さらに、東急池上線直結のレミィ五反田は、「五反田東急スクエア」へとリニューアル。駅前ユニクロ復活なるか?
提供:品川経済新聞
五反田駅南側に位置する「レミィ五反田」の開業は2008年。「無印良品」や「スターバックスコーヒー」、「キャンドゥ」「ブックファースト」などが出店しており、駅を利用するビジネスパーソンや地域住民を中心に、毎日多くの人で賑わっています。五反田駅西側の「アトレヴィ五反田」は、小規模な5階建の商業施設。成城石井やWIRED CAFÉほか、生花店や居酒屋が出店しています。
URL:https://www.remy-remy.com/
URL:https://www.atre.co.jp/store/gotanda
6位 池上線五反田高架下
提供:品川経済新聞
東急池上線五反田駅〜大崎広小路駅の高架下に完成した商業施設。飲食店を中心に、サイクルショップ、コインランドリー、八百屋などが並んでいます。五反田らしからぬオシャレ空間で、まるでここだけ中目黒のよう。
5位 居酒屋
五反田で本当におすすめしたい居酒屋を書きます。1位「かね将」(牛スジトマト煮がうますぎる)、2位「だるまちゃん」(ココナラさん御用達)、3位「酒場それがし」(コース料理+日本酒10種=5,500円が至高)、4位「…(以下略)
五反田の居酒屋は、チェーン店が一通り揃いつつも、個人経営の居酒屋がしっかり根付いています。「もつ焼き ばん」「酒田屋」「へそ」「呑ん気」「PING」「ごたん田」「BEETLE」などお財布にやさしい大衆酒場に加え、「日南」「食堂とだか」「ルパド ナオシマ」「とりさく」など、おいしい料理を出してくれる居酒屋も多く、バラエティに富んでいます。夜の五反田飲み、一言でいうと最高です。
4位 有楽街
飲食店やカラオケ、ホテル、風俗店などが建ち並ぶ五反田駅東口のディープな歓楽街。男だけで通りかかると必ず話しかけられますが、グループに女性が1人でもいるとスルーするプロ意識の高い男女が大勢立っています。
有楽街ができたのは戦後すぐのこと。当時、空襲によって焼け跡だったこのエリアに、飲み屋や売春宿、キャバレーなどが立ち並び、「庶民の街」として活気づいていったそうです。2019年12月にオープン予定だった「ドン・キホーテ五反田店」は、少し計画が延びてしまったようです。
3位 清泉女子大学
1950年に誕生した4年制の私立大学。旧島津公爵邸がそのまま大学の本館となっています。年に一度の学園祭では、近隣住民の来場を呼びかけるチラシが投函されるのですが、なかなか勇気が出ず、一度も訪れてみたことがありません。
昨年末には「旧島津家本邸 本館及び事務所」が国の重要文化財に指定され、話題になりました。設計者は、日本近代建築の発展の礎を築いたジョサイア・コンドル氏です。毎年春と秋の年2回、学生ガイドによる学内見学ツアー(邸内を見学した後、庭園を散策)を実施しています。
URL:https://www.seisen-u.ac.jp/
2位 五反田バレー
五反田にオフィスを構えるベンチャー企業が集まった一般社団法人。2018年7月の発足式はメディアで大きく報じられ、Twitterでは「五反田って谷なの?」「バレーボール感がすごい」といった反響があり、トレンド入りを果たしました。
提供:品川経済新聞
理事企業は、「株式会社トレタ」「セーフィー株式会社」「株式会社よりそう」「株式会社ココナラ」「株式会社マツリカ」「freee株式会社」の6社。五反田バレーは街全体の活性化を目的に、企業や行政の壁を超えるスタートアップコミュニティの形成を目指して活動しています。※やや身内びいきで2位にしました。すみません。
URL:https://gotanda-valley.com/
1位TOCビル(東京卸売センター)
今年で築50年を迎える超巨大商業施設。五反田バレー加盟のIT企業も同ビルに入居しています。地下飲食街で一番のおすすめは、食事処・志野の「豚肉七味炒め定食」(通称、ニクシチ)です。ご飯の無料おかわりは2回まで!
正式名称は「東京卸売センター」。地下3階・地上13階建のビルの中には、飲食店や衣料品店、オフィスなどが入居しています。催事場では、セールや展示会、試験などの開催も。さらに、天然石・パワーストーンの専門店、メキシコアイテム専門店、七宝用品専門店、書道用品専門店など、珍しい店がずらり。卸売業者向けの激安店やアウトレット店もあり、1日中楽しめるスポットです。
URL:https://www.toc.co.jp/index.html
以上、五反田ランキング20でした。五反田にはほかにもまだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。当初は30〜40くらい挙がったため、ここまで絞るのにひと苦労……。あなたのお気に入り五反田スポットはランクインしていましたか?
ランキングの答え合わせは、2月1日(土)21時放送の「出没!アド街ック天国」で。本日、五反田バレーのオウンドメディア「五反田計画」の公式Twitterを開設したので、放送を見ながら予想が当たっているのかどうか、ツイートしてみたいと思います。ぜひチェックしてみてください〜!
▼五反田計画 公式Twitter
https://twitter.com/5tanda_project
企画・取材・執筆・編集:「五反田計画」編集部